「小学校受験」においては「行動観察」が最も注目をされるポイント

小学校の入学試験では、何種類かの試験を組み合わせて実施されます。なかでも「行動観察」は選考において重要視をされる場合が多いです。「行動観察」とは、他の子ども達と一緒に積み木で何かを作り上げたり、遊んだりする様子を通して、それぞれの子どもの性格や躾の程度を把握するものです。いわゆるペーパー試験は、ほとんどのご家庭が事前に十分な準備をしていますし、準備さえ怠らなければ高得点を期待できます。しかし行動観察では、日頃の生活習慣やご家庭での躾が如実に現れます。子ども達が取る行動というのは、一朝一夕でどうにかなるものではないからです。まして親御様の目が届かないところで、同い年の子たちと同じ空間に置かれるため、その子の本質がそのまま表出します。

特に「慶応義塾幼稚舎」などの名門校は、学園の伝統を非常に重要視しています。周囲に合わせることのできない子、規範に従って行動をできない子、躾が行き届いておらず礼節をわきまえていない子は入学させたくはないと考えています。一方で感情表現の乏しい子や、自己主張をほとんどしない子も避けられます。行動観察で高い評価を得るには、ご家庭での躾が影響します。ありきたりなことですが、まずは挨拶からです。「おはよう、おやすみ、いただきます、ごちそうさま、ただいま、おかえり」、これらの挨拶を毎日欠かさずしているでしょうか。お子様だけではなく、親御様や他のご家族も含めてです。子どもは親の背中を見て育ちます。まずは親御様が挨拶をする習慣を徹底しましょう。

そして、勉強一辺倒になり、お友達と過ごす時間が極端に少なくはなっていないでしょうか。何人かの集団内における行動観察では、協調性も評価をされます。そして協調性は、他のお友達との触れ合いを通して育まれます。お友達と遊ぶ時間も、しっかりと確保しましょう。行動観察対策を行っている幼児教室も、近年では各地に増えてきました。小学校入試における行動観察の具体的内容は毎年変わるので、受験年度の課題を正確に予測することは難しいです。しかし実績のある幼児教室は、それまでの経験からある程度の範囲で傾向を予測できます。もしお近くに、特に志望校への合格実績が優れている教室があれば、入室を検討されても良いかもしれません。繰り返しになりますが、「行動観察対策」では日頃の過ごし方を見つめ直して、必要に応じて着実に改めていくという姿勢が最も大切です。