首都圏における高校入試の制度的概要と受験本番までの流れ

高校入試のスタートは、志望校選びです。「学校説明会」は、まず6月頃に開かれます。この時期の説明会は、入試に関する具体的な内容というよりは、学校そのものの特徴や教育方針といった説明にとどまる場合が多いです。しかし志望校の様子を知ることができる良い機会ですし、在校生の授業風景や部活動の様子も垣間見ることができるかもしれません。積極的に参加をしましょう。

夏休み前後からは、民間会社が運営する「模擬試験」も本格的に実施されるようになります。東京では「Vもぎ」、埼玉では「北辰テスト」が有名ですね。都立校受験生向け、県立校受験生向け、難関校向けなど志望する高校に合わせた模擬試験も実施されます。自分の実力を客観的に把握することのできる絶好の機会ですので、有効に活用しましょう。

10月頃には、多くの高校で「文化祭」が開催をされます。在校生以外も参加できるようであれば、ぜひ文化祭にも参加をしてみましょう。文化祭は、まさにその学校の「文化」を感じることのできる良い機会です。

11月頃には、各高校とも「学校説明会や入試説明会」を催します。夏頃の説明会と違い、この時期の説明会では選考基準や求める生徒像など入試に関する具体的な話がされます。学校によっては参加者に過去問を配布したり、「予想問題」や「対策問題」を配布するところもあります。面接でのポイントを教えてくれる場合もあります。第一志望校はもちろんですが、他にも2、3校は説明会に参加して、情報を集めておきましょう。

12月初旬の時期には、在籍している中学校で「三者面談」が実施されます。この三者面談で、いよいよ願書を提出する学校を決めることになります。もちろん学校の先生の仰る通りにしなければならないわけではありません。しかし特に国公立校を受験する場合には、中学校での内申点や出席日数、授業態度などの評価が大きく影響します。したがって担任の先生からのお話は無視できません。

そしていよいよ、入試本番です。まずは「推薦入試」が、都立校、私立校ともに1月に実施されます。
都立校の推薦入試では、調査書、自己PRカード、面接、作文や小論文によって評価をされます。また近年は、集団討論を行う学校も増えてきました。私立校はさまざまですが、調査書、面接、作文で評価をする学校が多いです。その後は「一般入試」が、2月以降に実施されます。都立校は基本的に、5教科の学力試験を行います。私立校は学校によって、試験科目が異なります。しかし一般的に私立難関校は、5教科すべてを試験科目とするところが多いです。受験者数や入学手続き者数の関係で2次募集を行う学校もあります。この場合、3月中にも入試日程を組む学校も少なくありません。