中学受験の志望校に沿った理科の対策を立てる

中学受験の理科も分野別に学習を進めていくことが、苦手の克服にも繋がります。しかし、志望する学校によって受験の傾向が異なる場合があるため、満遍なく学習に費やすことができないというケースも少なくありません。

時間的な猶予があるのであれば、物理、化学、生物、地学についてそれぞれ時間を割くべきです。もっと細かく考えるのであれば、植物、動物、人体、地球、宇宙、音・光・力・電気、物質の変化と分けることができます。しかし、最も優先的に学習をしながら、他の教科とのバランスを持つというのであれば、出題傾向を把握しながら、学習の優先度を定めることが必要になります。

過去問を手にすることができるのであれば、大よその出題傾向が見えてきます。毎年化学だけは確実に大きな配点を行っているところもあるほどです。こうした傾向がわかるようになれば、苦手分野の克服に対しても、スモールステップが組めるようになります。

その道のエキスパートになるには、全ての分野において完璧を求める必要があります。しかし、中学受験のように一つの突破口を打ち破るのに照準を絞って学習をするのであれば、理科を主軸として他の教科を引き上げることも夢ではなくなります。

理科嫌いにならないためにも、対策を立てた学習方法は、子どものモチベーションにも大きく影響を及ぼします。まずは分野ごとに解決しながら、総合的なスキルアップを図ることが、バランスの取れた成長を遂げるのではないでしょうか。

まずは暗記できるものはもれなく覚えておくことは大前提となります。実験についてはプロセスを視覚で記憶するだけでなく、論理的に覚えておくことも重要です。可能であれば自ら実験を行うことによって、手ごたえとして記憶するのも忘れにくい学習法となります。

法則的なものが関与しているものも数多く存在する理科。まずは集中的に法則を頭に叩き込むというのも、苦手な解釈を助ける要因となります。短期記憶の確率から長期記憶として運用できるようになるためには、反復を繰り返しながら、目で見て、書いて、説明して覚えるのが効果を成します。

いくら綺麗にまとめられたノートであっても、どのようなものであるかが説明できなければ、知識としての運用には至りません。十分運用できるレベルを求めるのであれば、記述しているものが口頭で説明できるほどの習熟が、大きな武器になることは間違いなしです。難関校にもチャレンジするためには、理科は捨て教科ではなく、点数を稼ぐ教科として望むことが重要です。