中学受験の社会の勉強方法

社会もまた、苦手な生徒は苦手とされている部分です。基本的に暗記です。また、社会に対して苦手意識を持っている生徒は、「よく解らない」といった思いが大半です。算数の場合、勉強する事でロジックを理解し、どうすれば答えを導く事が出来るのかが解ってくるものです。つまりは努力が形になりやすい教科とも言えます。基本が大切と言われているように、基本をしっかりと勉強すればするほど解るようになるのです。ですが社会は応用力ではありません。とにかく暗記です。

そして理科のように興味を持たせる方法が難しいものでもあります。歴史、政治、経済…。子供からするとどうしても「難しい」「とっつき辛い」と思ってしまう分野ですので、社会が苦手な子供が多いのも解らない話ではありません。ですので、社会の勉強方法は、「勉強」だと思わせずに身に付かせる事に尽きます。例えば歴史であれば大河ドラマを見てみるのも一つの方法としてはありです。ゲームも良いでしょう。とにかく興味を持ってもらわなければならないのです。

そして社会というのはいろいろな分野があるものではありますが、基本的には一つの「線」になる学問です。歴史と政治・経済、地理はどれもまったく関連性の無い学問なのではないかと思っている人が多いかと思われますが、実際にはそのような事はありません。

むしろ歴史の流れで地理という概念が生まれたり、歴史を辿る事で地理の成り立ちを知れたり、地理のおかげで歴史が生まれたり、そしてその流れの中で政治というジャンルが出来る。このようなロジックなのです。個別指導塾でも難しいのです。

決して無関係なものではないのでうが、子供にそれを言ってもやはりなかなか解らないものです。興味を持つと「勉強」としてではなく、「趣味」としてそれらを知ろうとするようになりますので、まずは興味を持たせる事が大切になります。親の立場では、どうしても「覚えろ」といった姿勢でいろいろな事を教えようとしてしまうものですが、覚えろという姿勢で接してしまうと子供心としてもどうしても「義務感」が生じてしまい、「結局勉強」と思ってしまうものです。

ですから、社会に関しては漫画もありです。むしろ漫画の方が興味を持ちやすいですから、社会問題を描いている漫画や、社会の事を詳しく書いてくれている漫画を用意してあげるのも良いです。上手く行けば、気分転換の時に社会の勉強を行う事が出来てしまいます。時間の有効活用にもなります。

教科書や参考書に書かれている事をいきなり理解しろと言われてもなかなか解らないものです。他人事のように感じてしまう以上、どうしても「身近なもの」だとは思える訳がありません。そしてそれではなかなか身につかないものですが、漫画やゲームでも良いでしょう。娯楽として社会という学問に触れる事で、次第に教科書や参考書に書かれている事に「知っている」と思えるようになるものです。そして知っている事が出来てくると、知的好奇心に火が付くのが子供です。徐々に好奇心を刺激され、覚えようとしていくものです。その際親は「よく知っているね」ではなく「そんな事まで知っているの?」といったように、あくまでも対等のように扱い、さらには褒めてあげるべきです。

「子供のくせに知っている」といった、一段下に見た評価では子供としても面白くありません。それよりも驚いてあげれば、子供としても「親を驚かせよう」といった新しいモチベーションが生まれる事になりますので、親の対応が子供の社会の勉強のモチベーションへと繋がる事になるのです。ちょっとした事ではありますが、興味を持ってもらう事で、好奇心に火をつける事。これが社会の勉強においてとても大切な事なのです。中学受験の場合、案外大切な事です。