過去問研究、模試の活用、夏休みの過ごし方が中学受験攻略ポイント

志望する中学校が決まったら、既に受験年度版の過去問が発売されていればすぐに購入しましょう。志望校の過去問は、最も具体的に示された最終的な到達目標です。入試問題は学校によって、出題の傾向や形式が大きく異なります。しかし同一の学校に限って数年分の入試問題を比較すると、問題の出題順や内容に一貫性が発見できます。ですから志望校の過去問に取り組むことで、出題傾向を身体に染み込ませておくことが大切です。

市販されている過去問には、出題頻度の高い単元や受験年度の出題予想、効果的な勉強法などが冒頭部分に掲載されています。実際に志望校対策をする上で、これらの統計資料はとても役に立ちます。有名どころとしては、「声の教育社」が出版している学校別の過去問集が人気です。過去5年、もしくは10年分の過去問が収録されているので、過去問対策としては十分なボリュームと言えます。

過去問だけではなく、「公開模擬試験」も受験しましょう。中学受験においては、在籍する学校や塾の中だけでの成績に一喜一憂している場合ではありません。特に難関私立中学は全国から、高い学力を有する受験生が集まります。自分自身のレベルを広い視野で客観的に把握する上でも、模試を経験することは不可欠です。また本番の試験では、周りに知っているお友達がひとりもいない中、孤独な闘いに望まなければなりません。試験に慣れるという意味でも、模試の受験は大切です。

受験者数の多い模試としては、日能研の「全国公開模試」、四谷大塚の「合不合判定テスト」、首都圏模試センターの「統一合判」があります。またそれぞれ難関校受験生向けに学校別の模試も行っています。志望校の学校別模試がある場合には、受けておいて損はありません。

そして模擬試験で重要なのは、復習です。せっかくの模擬試験も、結果を見るだけでは意味がありません。模試は自分の弱点を知る絶好の機会です。間違えた問題はしっかりと復習をし、同じ間違いを繰り返さないようにしておきましょう。

そして中学受験で最も大切な時期は、夏休みです。夏休みは学校に行く必要もなくダラけてしまいがちです。したがって、夏休み前にしっかりと学習計画を立て、勉強習慣を継続できるようにしておく必要があります。コツとしては、朝に何か「ルーティンワーク」を決めておくと良いです。内容は算数の計算問題などあまり難易度の高くないものにして、時間も30分くらいと短めに設定すると良いでしょう。過去問対策など本格的な勉強へと向かう、良いアイドリングになるはずです。そしてこのルーティンワークを、毎日欠かさずに行いましょう。