中学受験の年間スケジュールを立てる

中学受験に臨むのであれば、年間スケジュールを立てるべきです。生活を送っていたら受験日を迎える、ではなく、受験日から逆算するのです。受験日から逆算した方が、いろいろな面で良いのです。まずは勉強計画。行き当たりばったりですと、ペースが一定になりません。受験寸前なのにまだまだ覚えなければならない事ばかりでは話しになりません。受験寸前は基本は既に済ませ、応用ばかりを行うべきです。応用力を鍛えるべく様々な実践を行う時期に基本を勉強しているようでは中学受験に勝利する事は出来ません。受験そのものがどのようなものなのかくらいはご理解しているはずですので、まずは逆算すべきです。

志望校を決めるのは寸前になってみないと解らない部分もあるでしょうが、細かい部分というのはどうしても解らないでしょうから、受験寸前までスケジュールを立て、受験寸前は体調を整えたり、負担をかけるのではなく、あくまでも体調を整える時期と捉えるのも良いでしょう。個別指導塾もその一つです。このように、年間スケジュールを立てる事、そして年間スケジュールがしっかりしたものであればあるほど、勉強の進み具合も見えてくるのです。遅れているのであれば焦らなければならないですし、予定よりも早く進んでいるのであればそこまで必死になるのではなく、ましてや先に進めるのではなく理解を深める事だって出来るでしょう。

ですが、スケジューリングをしっかりと立てていなければ勉強そのものが進んでいるのか遅れているのかが解りません。目的地までの距離によって進み具合が異なってくるのは言うまでもありません。この点に関しては生徒だけではなかなか難しいでしょうから、親の立場でいろいろとレクチャーしてあげるべきです。

年間スケジュールが正確なものであればあるほど、中学受験の成功が約束されていると言っても決して過言ではありません。また、生徒の得手不得手によってスケジューリングも変わってくるのは言うまでもありません。例えばですが、数学が苦手な生徒の場合、数学の勉強を多めに確保するのは当たり前の話しです。

むしろそれが出来なければ意味がありません。得意科目、苦手科目というのは人それぞれですから、子供にあった学力でスケジューリングすべきである事は言うまでもありません。また、計画は初志貫徹しなければならないものではありません。途中で何回か見直してみるべきです。当初の計画よりも早く進んでいるのであれば、もう少しタイトなスケジューリングにすべきです。
また、進みが全体的に遅いのであれば、勉強の時間が足りていないか、あるいは勉強方法そのものを見直してみなければならないでしょう。

スケジューリングは大切なものではありますが、必ずしも遵守しなければならないという事ではありません。あくまでも「ベース」となるべきものですので、必ず守るではなく、生徒自身の指標になるべきものなのです。子供からすると、スケジューリングが全てと思ってしまう部分もあるかもしれませんが、スケジューリングの目的はあくまでも中学受験の成功のためであって、スケジューリングを遂行する事こそが目的ではないのです。

親としては、目的が解っているからこそ、スケジューリングはあくまでもプロセスだという事を解っているはずでしょうが、子供からするとスケジューリングの遂行そのものが目的となってしまうケースもありますので、そのような事にならないよう、親の立場から諭す事も大切になってくるのは言うまでもありません。子供だけでコントロール出来れば良いのですが、まだまだ小学生です。親としても、あまりでしゃばらず、それでいて子供がしっかりとスケジューリングを消化しているのかどうかくらいは把握しておくべきです。