中学受験で家庭教師はどうでしょうか

かつてはとても高い人気を集めていた家庭教師という存在は、中学受験に於いてはどうでしょうか。家庭教師のメリットはと言えば、個人授業になりますので生徒のペースで勉強する事が出来る点、さらには通うのではなく、家庭教師側が来てくれますので通学の負担がありません。これは事の他大きなメリットです。

治安の低下が叫ばれているご時世ですから、個別指導塾に通わせるとなると、行きの時間は安心でも帰りの時間は不安なため、送迎をしているという親も珍しくありません。その送迎のおかげで親としても大きな負担を強いられているというケースもあるようですが、家庭教師の場合はそのような事は不要です。相手が来てくれるのですから防犯という点を意識する必要もありません。このようなメリットがあるのですが、中学受験という点から考慮すると、少々厳しいと言わざるを得ないのが実情です。

家庭教師は決して悪いサービスではありません。個別の訪問指導というサービスが役立っているというケースも珍しくありません。例えばですが、家庭教師は比較的若い講師が多いため、子供としても存在が近いため、親に放せないような事でも家庭教師に話せるようになるケースもあれば、家庭教師は子供の部屋という、子供のプライベート空間での勉強になりますので、心を開きやすいとも言われています。

勉学だけではなく、人生の先輩と言うと大袈裟ではありますが、頼れる存在になるケースも珍しくなかったりするのです。ですが中学受験は生半可なものではありません。勉強も「マイペース」ではなく、時に必死でくらいついたり、それこそ睡眠時間を削ってでも無理しなければならないような時もあるのです。

単純な学力向上という点に於いては、家庭教師という選択肢も良いのですが、中学受験となるとどうしても役不足感は否めません。また、家庭教師は基本的に学生のアルバイトが多いです。これは塾との相違点です。そのため、責任感という点では学習塾ほどではありません。教える側からすれば、生徒の成績が上がるのは喜ばしい事ではあるでしょうが、成績が上がらないからといって何かが待っているという事でもありません。

ですが学習塾の場合、基本的には職業として講師を務めている人が大半ですから、成績が上がらないという事は、受験の成功確率も低くなるのです。そしてそれは学習塾の評判にすら関わってくるのですから、死活問題です。だからこそ塾は必死に学習サービスを提供してくれているのです。

それに対し、家庭教師はそのような事はありません。ともすると「面倒になった」「お金が貯まった」という理由で家庭教師のアルバイトを辞める学生だっているのです。責任感という点に於いて雲泥の差があるのは言うまでも無いのですが、中学受験に関してのノウハウもまた、こちらも大きな差があるといわざるを得ません。

塾の場合、それまでに蓄積されたノウハウから、何が効果的でどのような勉強をすべきかといった点までしっかりとレクチャーしてくれるものですが、家庭教師の場合、そのような事が解りません。ノウハウが無いケースの方が圧倒的に多いですから、どうすれば良いのかさえよく解らないというケースがとても多いのです。このような点から、「中学受験」という点から考えると、家庭教師はそこまで大きな存在にはなってくれないと言わざるを得ないでしょう。日々の学習の予復習という程度であれば、家庭教師はとても優れた存在です。
家庭教師とリラックスしながら勉強する事で学習の効率も高まるでしょう。ですが中学受験に関しては、死に物狂いで勉強する事だって求められるのですが、家庭教師ではそこまでしてくれないのです。