中学受験は総合塾か個別塾か

中学受験の際、塾には出来る限り通わせるべきですが、塾と言っても様々です。学習サービスも充実していますので、どの塾に通わせるかもまた、大きなテーマではあるのですが、ではどの個別指導塾に通わせるべきなのか。大きく分類するのであれば個人塾か総合塾かになります。それぞれ良い部分があります。総合塾の場合、生徒はたくさんいますので、まずは意欲を保てます。周囲も勉強していますので「自分も頑張らなきゃ」といった気持ちになるものです。

これはとても大きな部分です。一人では周囲が居ない分、自分自身のやる気がなければ勉強しようという気持ちになりません。総合塾の場合は他にも生徒がいますので、自分にやる気が無い場合であっても、周囲の生徒を見てやる気が出てくるケースもあります。また、友達がいれば「友達が頑張っているんだし」という気持ちにもなります。中学受験の勉強は大変です。時に「なんで勉強しなければならないんだ」といった気持ちに駆られるものです。

そのため、気付いたら勉強しているといったケースもあるのです。一方個人塾の場合、あくまでも自分のペースで授業を教えてもらえます。生徒は一人です。一人が解っていないのに授業が先に進む事はありません。総合塾の場合、一人解らない生徒がいたとしても、どんどん進んでいきますので、付いていく努力が必要です。

それが勉学の向上に繋がるのですが、意欲次第では諦めてしまったり、勉強が解らなく、付いていけなくなってしまったがために勉強だけではなく、中学受験そのもののモチベーションが下がってしまうケースもあります。ですが個人塾であれば必ず生徒のペースで授業が行われますので、「解らないから意欲が下がる」事もありません。解るまでしっかりと説明してくれます。これだけ比較すると個人塾の方が良いのではないかと思うかもしれません。ですが個人塾の場合、生徒のペースに依存しますので、中学受験に間に合わないケースも出てきます。総合的な学力アップという点では個人塾の方が良いとされていますが、中学受験のように期限が定められており、さらには相対評価です。試験は「頑張った度合い」ではなく、点数の高い順に上から合格していくシステムなのです。場合によっては中学受験の出題箇所に全然手ガ付いていないといったケースもあります。

悪く言ってしまうとぬるま湯とも言えます。

学習塾の場合、特定の一人の生徒を見ているのではなく、全体的な進み具合で授業を進めていきます。解らないのであれば「自分で家で復習するように」となります。このため、意欲の高い生徒であればぐんぐん学力が向上していきます。付いていけなくなるのは嫌だという思いから必死に勉強した。その結果、学力が想像以上に向上し、中学受験の志望校のランクも上がったという話しもあります。個人塾の場合、あくまでも自分のペースです。ぐんぐん引っ張って行ってくれる総合塾に対し、優しく背中を押してくれるのが個人塾です。どちらが良いかというのは、性格次第ではありますが、一般的には総合塾の方が良いとされています。

ですが、総合塾の学習ですら「解っている事ばかりでつまらない」「レベルが低い」と感じるのであれば、レベルの高い個人塾という選択肢もありです。その場合、よりハイレベルな授業が行われる事になりますので、飛躍的にレベルアップする事が可能ですが、そのような生徒というのは稀です。基本的には総合塾の方が良いでしょう。個人塾が悪いという事ではなく、あくまでも「中学受験のために」と考えると、総合塾に軍配が上がるという事です。受験を意識したものではなく、日々の学習のためにと言うのであれば個人塾も悪いものではありません。