中学受験の勉強とは何か

受験に於いて勉強はとても大切なものですが、そもそも「勉強」とは何を指すのか。当たり前のように「勉強しろ」「勉強が大切」だとは言いますが、そもそも勉強とは何か。定義付けするのが難しいものですが、「中学受験のための勉強」となれば話も解りやすいのです。

受験の際必要になってくるのは、頭の中に入っている知識を問題の解答に合わせて「アウトップット」する事です。新しい知識を得るのがインプットなら、インプットした知識等を頭の中で組み立ててアウトプットするのが試験です。そのため、どちらかだけ優れていても意味が無いのです。インプットだけの勉強をしていてもダメですし、アウトプットのみを行っていても、知識は増えません。インプットとアウトプット。これを意識するだけで、勉強方法は確実に変わります。そして、求められるアウトプットは志望校によって異なってきます。

これが難しい部分ではあるのですが、個別指導塾であれば志望校の問題の傾向等もしっかりと把握してくれていますので、アウトプットの方法も自ずと解るようになってくるでしょう。大切な点としては、どちらかだけでは意味がない点、そして試験に合わせたアウトプットを意識する点です。

アウトプットと言っても様々ですが、まずは形にするという事を意識する。それだけで勉強方法が見えてきますし、何より自分でどのような形にすべきかが解るようになると、問題を見ても悩む事はありません。慣れも大切ではありますが、アウトプットは、あくまでもインプットされたものからしか組み立てる事が出来ませんので、インプットも大切なのです。そうです、覚えるという事です。また、科目によって比重が異なってきます。例えば社会の場合、暗記が多いですから、インプットの比重の方が大きくなります。ですが、算数の場合はとにかくアウトプットの方が大切になって来るのは言うまでもありません。このように、バランス感覚は科目によって異なってきます。

科目毎の特性に加え、志望校の出題の傾向を意識する事が「勉強」なのです。受験勉強と人生における勉強は必ずしも同義語ではありません。どちらが大切なのかというななかなか答えは出せないものです。教育者としても受験勉強よりも人生に於ける勉強の方が大切だとの論調が強いのですが、受験を前にした時に求められるのは受験勉強です。人生に於ける勉強は、受験だけではなく、それこそ生きている間続くものなのです。

受験勉強も広い意味では人生の勉強と捉えても良いでしょう。ですが受験勉強はあくまでも受験のための勉強です。今後の人生に役立つかと言われれば、それは必ずしも「Yes」とは言い切れない部分もありますが、受験勉強は受験に合格するためには必要です。そのためには勉強が大切なのですが、勉強がどのようなものなのか。

具体的に何をすべきか解らない。塾ではしっかりと勉強出来るものの、自宅に帰ってきてからの勉強は何をすれば良いのか解らないという子供も多いと言われているのですが、それは言い換えればインプットとアウトプットの区別が付いていない」とも言えるでしょう。この二つを意識するだけで、勉強方法が何となく見えてくるという子供も珍しくありません。インプットとアウトプットと評すると少々小難しい表現に聞こえてしまうかもしれませんが、覚えるか発揮するか。これでも良いのです。

子供がどのように勉強を行えば良いのか解らなさそうだったり、机に向かってはいるものの、どこか散漫な様子がある場合には、勉強方法そのものが解っていない可能性もありますので、勉強方法はインプットとアウトプットがあるという事を教えてあげるだけでも、とても良いアドバイスになるはずです。